優しすぎる保育補助はダメ?甘やかしとの違いを知って強みに変えよう

こんな人にオススメ
  • 「先生、優しすぎるよ」と言われてモヤッとした
  • 頑張っているのに、なぜ子どもに伝わらない
  • 「甘やかし」と「優しさ」の違いがわからなくなっている

「先生、優しすぎるよ」そう言われたとき、正直ちょっと傷つきませんでしたか?

優しくしているつもりなのに「甘やかしすぎ」と言われると、自分の関わり方が間違っているのかな…と不安になりますよね。

結論、「優しさ」はかなり強みになります。

ただし、「優しさ」と「甘やかし」の違いがわかっていなければ、子どもにとってただの都合の良い大人になってしまうので要注意です。

本文を読んであなたの「優しさ」に軸をいれ、「ブレない優しさ」を手に入れましょう。

優しすぎる保育補助は本当にダメなの?

優しすぎる保育補助は本当にダメなの?
  • 優しさは強み
  • 優しさと甘やかしの違い

優しさは強み

保育補助として、子どもに対する優しさをもって接することはとても大切なことです。

とくに低年齢児は優しさや温かさに触れることで情緒を安定させていきます。

優しい保育士や保育補助のもとで育った子どもたちは自己肯定感が高まります。

そのため、自分の行動に自信をもって取り組めるようになります。

「優しいからダメ」ということは決してありません。

むしろ優しい=強みなのです。

ではなぜ「優しすぎてダメと言われてしまうのか?」を考えていきましょう。

優しさと甘やかしの違い

優しさと甘やかしはまったくの別物です。

甘やかし×優しさ〇
時間がないから代わりにやってしまう自分でやろうとするまで待つ
嫌がるからルールをゆるめるできなくても励ましながら見守る
泣くのが嫌で注意しない時にはきちんと伝える
優しさと甘やかしの違い

優しさは、子どもを「楽させること」ではありません。

子どもが自分でできるようになるまで「支えること」なのです。

保育の中でよくある場面別で優しさと甘やかしの例を見てみましょう。

保育でよくある場面甘やかし×優しさ〇
「ズボン履けない~やって~」という子すぐに手伝ってあげる「まずは自分でやってみようか」とどこができないのかを見極め、できたことと頑張ることを伝えながら手伝う
「自分で食べられない」とぐずる子すぐに食べさせてあげる「この魔法のスプーンさんにごはんをのせたらおいしくなるんだよ」と楽しくなる声掛けをして自分で食べたくなるように工夫する
「〇〇くんが遊びに入れてくれないの」とさみしそうにしている子「〇〇くんが入れてほしいんだって!」とみんなに言ってあげる「そっか。じゃあ先生と一緒にいいに行こうか。」と自分でいう練習を見守りながらいえたら褒める
優しさと甘やかしの違いの具体例

なんでもしてあげることは子ども成長につながらないだけでなく、「他人任せ」な子どもに育っていってしまうので、ブレないことが大切です。

優しすぎる保育補助が抱える悩み

「優しい先生」は誰もが望む理想の保育士、保育補助ですよね。

しかし、実際の保育現場では「優しすぎる先生は甘い」と思われることもあります。

ここでは優しい保育補助が抱えやすい悩みをまとめたので、自分の状況と照らし合わせてみましょう。

優しすぎる保育補助が抱える悩み
  • 「子どもに舐められるよ」と指摘される
  • 保育士や保護者に頼りないと思われる
  • 保育補助に向いていないように感じる

「子どもに舐められるよ」と指摘される

そもそも子どもの行動すべてを許してしまうと「何をしても許される」と子どもに舐められてしまいますよね。

一方で最初から厳しくしすぎると、子どもとの間に溝ができてしまい、言うことを聞いてくれないということになりかねません。

このように優しさと厳しさのバランスが重要で、ベストなバランスを見つけることが難しいため悩んでしまうのです。

優しさと厳しさのバランス子どもの反応
優しさ>厳しさ話を聞かない。
ルールがわからない。
「なにをしても良い」と好き勝手に行動する。
優しさ<厳しさ「この先生、怖い…」と感じ、心を閉ざしてしまう。
表面上では聞いているふりをしているが、「何がいけないのか」はわからない。
そのため、先生が見ていないところでルールを守らなくなる。
優しさ=厳しさ先生に対する信頼ができている。
「先生に認められたい」という想いから話を聞くようになる。
ルールそのものを理解できているので、子ども同士で教えあうことが出来る。
優しさと厳しさのバランス別の子どもの反応
保育補助
保育補助

担任とは違う先生が来ることによって子どもたちは「どこまでしたら怒るかな?」と試し行動をとることがあります。

このように「絶妙なバランスを見つけるのが難しい」ことから「優しすぎると子どもに舐められるよ」と言われるとすぐに答えを見つけられず悩んでしまうのです。

保育士や保護者に頼りないと思われる

保育補助は担任と違い、日々人手不足のクラスをいったりきたりすることが多いです。

そのため、子どもの性格がわからず、声掛けの仕方がどうしても優しくなりすぎて甘えてくることがあります。

すると、担任から「先生がいるとクラスが乱れる」や「いつもはまとまるんだけど」と言われてしまい悩んでしまいます。

また、保護者からは「子どもから保育補助の先生は優しくて何をしても怒らないと聞きますが大丈夫でしょうか」と心配の声が上がることも悩みのひとつです。

子どもの行動担任の対応保育補助の対応
本当はできるけど、泣いて「できない」と言って甘える「大丈夫。いつもできているから。」とできるまで見守るできることを知らないため「一緒にしてみようか?」と気持ちを受け止めて手伝う
「これ嫌いだから食べられない」といつもは食べているものを食べようとしない「この間は食べられたよ。一口食べたら思い出すかも。」と食べるように促す「どうしても無理なら残す?」と残しても良いことを伝える
担任と保育補助の対応の違い

保育補助という立場上、子どもたちへの対応の仕方に担任との差が出てしまうため「頼りない」と言われて悩んでしまうのです。

保育補助に向いていないように感じる

優しい保育補助は、自分が保育補助に向いていないと感じてしまいます。

保育士が毅然とした態度で子どもをまとめている姿を見ると、自分と比べて「全然だめだ」と落ち込んでしまいますよね。

優しい保育補助は「厳しくできない自分は保育補助に向いていないのでは」と自信を無くしてしまいます。

すると、どんどん気持ちが重たくなり、仕事に行くのが怖くなってしまうのです。

しかし、保育士や保育補助には「優しさ」もとても大事になります。

「優しさ」に一本の軸を入れることで自信をもって保育をしていきましょう。

優しすぎる・甘やかしすぎる保育補助が今日からすべきこと3選

保育補助が「優しさ」を大切にしながら今日からできること3選
  • 最初に「約束」を伝える
  • できなくても待つ
  • 伝えるときは「短く・具体的に」

最初に「約束」を伝える

優しく見守るだけではなく「今日はこうしようね」という約束を伝えることが優しさです。

約束があることで子どもは「どうすればいいのか」がわかり、安心するからです。

約束を伝えることは、厳しくすることではなく安心の土台を作ることなのです。

  • あそぶ前に「時計の針が12になったらお片付けだよ」と見通しを伝えておく
  • いつもなんでも「やって」という子に「今日はここからお手伝いするからそこまで頑張ってみようか」と励ます
  • 製作の前に「今日は少しむずかしいから最後までお話を聞いてからやってみようね」と先に集中できるように伝えておく

できなくても待つ

すぐに手を出さず、そばで「大丈夫だよ」と声をかけ待つことが優しさです。

その「待つ時間」こそが、子どもの自信を育てます。

時間がなくても、なかなか子どものやる気が出なくても根気よく待つことも大切です。

子どもの姿保育補助の関わり
着替え中、後ろ前に着てしまった「〇〇ちゃん、上手に着れたけどおしい!かわいいくまちゃんが背中にいるね。どうしたら前にきてくれるかな?」と考えさせて自分で後ろ前に気付けるように促す。
靴を左右反対に履いてしまった「あら?なんだかおくつが喧嘩してるみたいだね。足もいたいよ~って言ってるよ」と自分で確認できるように待ち、それでも難しい場合は一緒にしながら「きれいに履くと足が嬉しそうだね」など次につながるように声をかける。
遊んだおもちゃを片付けをしない「おもちゃさんがおうちに帰りたいよ~って泣いてるけど、先生おうち知らないんだ…〇〇君知ってる?連れて行ってあげれる?」とやる気につながる声をかけて見守る。
できなくても待つ

伝えるときは「短く・具体的に」

なにかを伝えるときは「短く・具体的に」伝えることが優しさです。

子どもは長い説明よりも短く具体的な言葉のほうが理解しやすいからです。

短く伝えることは冷たさではなく、子どもへの思いやりです。

子どもの姿長い声掛け×短い声掛け〇
おもちゃを投げたおもちゃがおともだちに当たったらどうするの?ケガしちゃうでしょ。それにおもちゃも壊れてしまいます。投げちゃダメ。
当たると痛い。
おもちゃも壊れるよ。
先生の話を聞いていないどうして先生のお話が聞けないの?次にすることがわかるの?わからないでしょ。それならちゃんとお話し聞きなさい。お話は聞こうね。
次に何するか言ってるよ。
できるか見ておくね。
準備がゆっくりで間に合っていない〇〇ちゃんだけ遅れているよ。もっと急がないと置いていくよ?お外遊びする時間がなくなってもいいんだね?お外に行こう。
スピードアップしてみんなと行こう。
伝えるときは「短く・具体的に」

優しい保育補助はダメ?と悩んでいる人のよくある質問

Q
「〇〇先生は優しいから」と嫌みを言われます。つらいです。
A

どんな場面で言われることがあるか振り返ってみましょう。もし、甘やかしている点があれば見直してみてください。また、子どものいうことを聞いてばかりのときは見守ってみるなど工夫をしてみてください。

それでも言われるようなら保育士の心になにかモヤモヤがある場合があるので、話をしてみるのもいいかもしれません

Q
泣いている子がいたので声をかけようとしたら「今はそっとしておいて」と言われました。でもずっと泣くので可哀そうです。
A

その子の性格上、構えば構うほど涙が止まらないタイプなのかもしれません。そっとしておくことで気持ちの整理を自分でして立ち直れる子だと担任はわかっているからそっとしているのだと思います。疑問に思ったことはなんでも担任に聞いて解決していくと良いですね。

自分の保育観に合う保育園に転職する

どれだけ頑張っても保育観と合わず、つらくなってくる場合は思い切って転職するのもオススメです。

保育園はたくさんあります。

また、今は保育方針も園によって様々です。

  • 昔ながらの集団保育の園
  • 主体性保育の園
  • 自然のなかで子どもをのびのびと育てる園

保育園によって考え方も子どもへの接し方も全く違います。

実際私も保育補助として保育園を3園転園して、ようやく自分らしく働ける保育園に出会えました。

自分らしさを生かせる保育園をぜひ見つけてくださいね。

まとめ

あなたの優しさは決して間違いではありません。

今ある優しさに少しの「軸」を加えるだけで、子どもたちへの関わりは大きく変わります。

自分の優しさを信じて、堂々と子どもたちに向き合っていきましょう。

その積み重ねが、子どもたちの笑顔と成長につながっていきますよ。

保育補助として保育士とうまくやっていけない…と悩んでいる方は、こちらの「保育補助としての上手な立ち回り方」も見てください。

さらに自分に自信をもって動けるようになります。

気づいたら「先生がいてくれないと困る」と言われるスーパー保育補助になっていること間違いなしです。

保育現場で楽しく働ける先生が増えることを心から願っています。

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